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2007年 10月 08日
F1日本グランプリから1週間が経過し、中国グランプリではすごいことになりましたが、遅ればせながら取材(?)に行ってきたときのレポートを簡単に書きます。
■サーキット周辺の交通事情 今年のF1日本グランプリは、静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されました。富士スピードウェイは、公共交通手段ならば御殿場駅からバス、もしくは駿河小山、足柄、御殿場の各駅からタクシーなど、自動車ならば国道138号線、246号線、東富士五湖道路などから行くことになりますが、いずれも14万人の観客を交通制限なしに輸送するには能力的に不十分な状況です。そこで、静岡県のほか神奈川県や山梨県の駅や駐車場にシャトルバスを運行し、サーキットへの入場をシャトルバスのみに制限する、チケットアンドバスライド方式での輸送が実施されました。 ■周辺の渋滞について F1が開催された9/28(金)~30(日)のいずれも、サーキット周辺の幹線道路や市街地で渋滞は発生しなかったそうです。チケットアンドバスライドの目的であり効果でもある、イベントにおける短時間での大量輸送と周辺の渋滞緩和という面で、大きな成功を収めたと言えます。 ■観客の輸送時間について 私は三島駅からのルートを利用しました。行きは三島駅で待つことなくスムーズに乗車できましたが、サーキット近くで30分程度バス渋滞を待つことになりました。帰りは土曜日が3時間、日曜日が2時間、乗車のために待つことになりました。待ち時間を含めた輸送時間は、行きが90分、帰りが180分~240分で、所要時間60分の表記でしたから行きは許容範囲だと思いますが、帰りは各種メディアでも報道されたとおり多くの課題を残したと思います。 ■待ち時間短縮のために 行きと帰りの課題について、私なりに考察し、今後の対策を考えてみました。とはいえ私も周辺状況を全て把握しているわけではないので、実現不可能な部分もあるのかもしれませんが、その辺は何とか工夫して実現してほしいと思います。 まず行きのサーキット近くでのバス渋滞は、降車場の不足が原因と思われます。それは、降車場を過ぎたところにはバスが連なっていなかったからです。行きも帰りも共通ですが、道路をバスが占有できる場合、1分間に約10台のバスを運行できます。6秒間隔での運転です。このペースでバスを受け入れる場合、降車時間を1台あたり2分とすると降車場は20箇所必要です。ちなみに、駐車場も駐車に要する時間で同様に分散する必要があります。このように、受け入れ量と降車時間に見合った降車場を設置すると、行きのバス渋滞は改善すると思います。 次に帰りの乗車待ちは、単位時間当たりのバスの本数が少なかったことによると思います。バスは6秒間隔で運行可能です。1台に50人乗るとすれば1時間で3万人、今回バス乗り場は東と西の2箇所になっていましたので、半分の7万人ずつ運ぶとすれば理想的には2時間20分で輸送可能です。乗車場は20以上あったと思いますので、問題は駐車場からバス乗り場へのバスの流入量にあったのではないでしょうか。土曜日は道路が陥没するなどのトラブルもあり、流入量が減った結果として待ち時間が延びたと考えられます。複数の駐車場から複数のルートで6秒以下の間隔でバスを乗り場に入れることで、帰りの待ち時間を短縮できると思います。 そのほかにも整列が4人ずつになっていなかったために列が伸びたことや、バスの乗車定員を係の方が運転手さんにその場で確認していることなど、思うところはまだありますが、観客へのサービス向上はまた来年に期待しています。 何はともあれ、周辺の渋滞を防ぐことができたというのが、今後の開催に向けて大事なことだったと思います。関係者の皆様おつかれさまでした。 by bybus | 2007-10-08 13:29 | 交通問題・交通対策
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